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パチリ

@Pachiri_wn

モチベーションアップの秘訣はスモールステップ

2023/09/25

ライフ

何事も継続は難しいですね。
このWebサイトもしばらく休眠していました。

良い記事を書こうなんて意気込まず
とりあえず50記事が目標です。

さて、本日はモチベーションについて考察していきます。

他人のモチベーションを上げるには?

今回読んだ本はこちら

『「やる気」を育てる!』(2018)
日本実業出版社

植木理恵

自分を奮い立たせたい。
子どもの、生徒のやる気を引き出したい。

仕事柄、また育児中ということもあり、難しいと感じるのは、自分より他人のモチベーションアップです。特に子ども。
大人と違って生活がかかっていないせいか、やりたくないことに対する抵抗感がすごい。

よいことをしたらアメを与え、悪いことをしたらムチを与える。そうやって高めることができるやる気のことを、心理学では「外発的モチベーション(extrinsic motivation)」という。目先のことをする短距離のやる気は、この外発的モチベーションによって育まれる。(p40)

子どもに対しては、「今から宿題やれば、スペシャルなおやつになるよ」
(自分が早く終わらせたいだけ。子どもには今すぐやってほしい。)

授業態度が成績にこんなふうに影響しますよ云々。

即効性はありますが、「短距離のやる気」ということで長続きしない実感があります。

冒頭に書いた「大人と違って生活がかかっていないせいか、やりたくないことに対する抵抗感がすごい。」
このことについて、植木先生によると、

たしかに、私たちは働くことによってお金をもらって、それを衣食住につなげて頑張っている。そして、将来へのお金の不安や社会から孤立する焦りといったストレスが少しでも減らせるように、仕事や勉強に励んでいる側面がある。しかし、そういうものがなければ「本当は何もしない存在である」という、この人間観は正しいのだろうか。(p82)
私たちはアメとムチとは関係のないところで、「なんでもいいから取り組みたい」と強く思う生き物である。報酬や罰とは関係なく、「好奇心や充実感を満たしながら生きてみたい!」と願う欲求が、人間の心の骨格なのである。(p86)

そして「内発的モチベーション(intrinsic motivation)」の必要性と育て方について言及しています。

「できそうか」という気持ちと、「魅力があるか」という2つの気持ち。
この掛け算で、私たちの心は膨らんだり縮んだりするのだ。(p92)

「期待」×「価値」= モチベーション

できそう!を育む小さな成功体験

まず「できそう」と期待させるには、壮大なスローガンより小さな目標を立てること。
そして、その目標(ゴール)は自分で立てること。

初めは頑張ればモノがもらえるという「アメ」のために宿題をこなしていた娘が、最近宿題に前向きに取り組むようになってきました。
1単元終わったらテストを受けて合格する、という経験を何度か繰り返すうちに、次の教材に進める「期待」を感じているようです。
それに加えて、できることが増えて嬉しい気持ちや、人から「すごいね!頑張ってるね!」と言われると嬉しいという「価値」が合わさってやる気が高まっているように見えます。

その場しのぎのアメとムチから、いつの間にか「なんだかできるようになってきたぞ」という実感から、自ら長期的な目標にたどりついたように思います。

失敗との向き合い方は?

自分はどう「なりたい」のか。そして、それに向かって自分は「どうありたい」のか。これは、人が一生をかけて意欲的に生きていくのに、どちらもなくてはならない車の両輪である。(p116)

だからたとえ目標に到達できなかったとしても、その過程に目を向けて「こんな行動ができてよかったね」と肯定的に伝えることが大事なようです。そのことでまた信頼関係が生まれます。

思い通りに進まないことが多々ある中で、どうやって挫けかけた心を立て直せば良いのでしょうか。
他人に対してはやはり言葉のかけ方が大事なようです。

人は何を悔いたら、やる気がわくのだろうか。(p159)

何かうまくいかないことがあったときは、「努力が足りなかった」と考えることが一番生産性があります。

私のブログが長続きしないのは「努力」が足りないせいです。
そして「能力の問題じゃない、運でもない、努力すればきっとできるはず!」このことを信じることができれば前向きに頑張れます。

とはいえ、このようなポジティブな思考回路を自分で作れるような状況ばかりではないですよね。
だからこそ、親や先生、上司やメンターからの言葉が大切です。

図:失敗の4つの要因を考える(p155)


部下や子どもの失敗には、まずは一緒に、このたびの運命をはかなんであげよう。そしてできれば、まあ一晩くらいはゆっくり寝てもらおう。そのほうが、育てる側のあなたによっても実は効率的なのだから。そして、そろそろリラックスしてきた頃かなと見計らったところで、「じゃあ次こそ、もっと練習を増やしてみようか」「よし、今度のプレゼンはもっと気合い入れて準備しろよ」と声をかけてみる。そうして「努力」のベクトルへ導くことができたら、そのときには誰しも、心から素直にうなずくことができるはずだ。(p169)

人に伝える時には、まずは「運が悪かったね」などと励ましてあげることが良いとのこと。
確かに、「努力が足りないよ」なんて言葉で一蹴されたら、間違いなくやる気は落ちますね。

それに自分でもわかっているを人に言われるとますます傷つくかもしれません。

やる気を育てることに手遅れはない

自分を奮い立たせたい。
子どもの、生徒のやる気を引き出したい。

そんなときは、

  • 「好奇心」「貢献心」を感じる「価値」を考える
  • 目標はスモールステップで
  • 目標は自分で決める
  • ありたい姿を想像する

これらのことを意識していると良さそうです。

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